HP http://archi.sys.wakayama-u.ac.jp/~hlab/
インタビュー :平田助手
金さん 水野さん
インタビュアー:川田
―平田先生、自己紹介からお願いします。
この4月から赴任してきました平田と申します。 元々フィリピンの山岳民族の研究をしております。 本多研究室が何をやっているかというのが、基本的には建築の 設計をやっているゼミです。設計には単に作ればいいというわけで はなく、調査ということが必要になるので色んな所へ行って調査などを 行っています。今、研究室で取り組んでいるプロジェクトとしては、 つい最近国際コンペをやっていたのですが、そのからみで梅田駅の 北側にある貨物駅の跡地の研究、高野口小でやってる大変古くて 大きな木造小学校を改築していく研究、田辺市の上秋津(かみあきち)という ところの小学校の研究、田辺市ではもう一つ南方熊楠てんの改修の 研究をやっています。さらに南に行くと、紀伊大島での集落調査、 長野では扶植をやったり、あとぶらくり丁の商店街の研究などを 行っています。
―水野さんどうぞよろしくお願いします。大学院2回生の水野です。長野県というお話に関しましては、 長野県は毎年冬になりますと本多先生とゼミのみんなで枝を拾って 一つのシェルターを作って、ワークショップという感じで毎年冬になると 開催しています。串本のほうの大島という地域で集落の調査をやって おりますが、集落調査というのはお年寄りの方とか、各住居をまわって 主に住環境の今までの変遷とか家族の移り変わりといった ヒアリング調査を行っております。
―次に金さんのほうから大門川のお話を聞きたいと思います。大学院1年生の金です。大門川の遊歩道というのは卒業設計の時に 注目していた土地で、私が私なりの考えで提案したのですけど、 実際に遊歩道になる計画になりまして、和歌山県が今までの通り 住民の話を聞かずにやるというのではなくて、これからは住民の方と 一緒にやっていこうということで和歌山初の住民参加型公共事業と いうものをやっています。
―最後に金さんから何か一言ありましたらお願いします。大門川の研究のほうで、遊歩道上に和歌山ブルースの歌碑と いうものが建つことが決定しているのですが、そこでデザイン案と いうものをコンペで募りたいと思います。興味のある方はコンペの 方へデザイン案を出していただけたらと思います。
―ありがとうございました。
歌碑の立地予定地